リセットした時、陰性だった時、流産した時…。どんなふうにして気持ちを立て直していますか?泣き崩れるような悲しいことが繰り返し起こり、その中で何とか頑張っているあなた。沈んだ心が少しでも元気になるように、おすすめの曲を紹介します。
Mr.children 「Brand new planet」
ミスチルの「Brand new planet」は、2020年12月にリリースされた曲です。2020年12月といえば新型コロナ真っ只中。見えない脅威に恐れながら、不自由で不安に満ちた生活を強いられていたあの頃です。
頑張っているつもりなのに妊娠検査薬の陰性を繰り返すばかりで、何度も希望を打ち砕かれて精神的にボロボロになってしまっていた時、ふと聞こえてきたこの曲に元気づけられました。そっと背中を押される歌詞が心に刺さりました。
この曲で歌われているのは、「がんばれ」とか「きっと叶う」とか、そんな聞き飽きた、余計なお世話なメッセージではありません。
「もう散々泣いたし、そろそろ前を向くのもいいかな…」と思わせてくれました。
何度も繰り返される失望によって、いつの間にか夢はおろか希望を持つことさえ怖くなってはいませんか。そんな時に聞いてほしい曲です。
Mrs.GREEN APPLE 「ケセラセラ」
Mr.とMrs.が続きますが偶然です。
Mrs.Green Apple(ミセスグリーンアップル)の「ケセラセラ」は2023年4月にリリースされました。はつらつとした曲調を耳にしていた時には分からなかったのですが、歌詞を最初からよく読んでみると、とことん人の頑張りに寄り添ってくれる歌詞で、封印していた悲しみや不安が解放され、次々とあふれてきて涙が止まらなくなりました。
それによって、自分はもう限界に近いところにいたことに気づきました。でも、その気づきと同時に、限界を越えていこうと思える元気が湧いてきました。
この曲を聞いて、頑張っている自分を認めてあげてください。
PVもいいですが、ライブ映像がおすすめです。ぜひ探してみてください。
Mrs.GREEN APPLE 「Soranji」
もう一つ、Mrs.GREEN APPLEの曲を紹介させてください。
この曲は、映画「ラーゲリより愛を込めて」の主題歌として書き下ろされました。タイトルは「諳(そら)んじる」(意味:何も見なくても言えるようになる)という言葉からきています。
映画の内容に合った歌詞ですが、流産や死産をした経験に重ねて号泣する人が続出しているようです。私もその一人でした。
「誰かを強く思う気持ち」というのは、なんと尊いものでしょうか。
あの時の赤ちゃんに、いつかきっと会える日を信じて、強く生きていきたいですね。
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