どうして他の人にできることが、私にはできないのだろう。あなたの苦しみの原因は、劣等感ではないでしょうか。まわりはみんな妊娠したのに自分だけできない、努力しても報われないということが続くと、自分は人より劣っている、人より不幸なんだ…と思ってしまいがちです。妊娠できないままでいたとしても、自分に自信を取り戻す方法をご紹介します。
何らかの資格をとる
シンプルに達成感を得やすい方法です。資格の取り方には2種類あります。受講したらとれる資格と、試験に合格したらとれる資格がありますが、どちらでもかまいません。学生の時はともかく大人になった今、資格を取るのは簡単なことではありません。資格をとるには、時間とお金とチャレンジ精神が必要です。だからこそ、思いきってチャレンジして資格を取れれば、自分にできて他の人にできないことに繋がります。自分が興味のある資格の取得を目指してみませんか。
「資格なんていらない、私がほしいのは子供だけ！」そう思う人もいると思います。私もそうでした。資格なんて子どもの代替にはなりません。
でも、チャレンジして資格を取得し達成感を感じると気持ちが明るくなりました。頑張っても結果が出なければ虚しいばかりの妊活や不妊治療に対して、頑張ったことをちゃんと評価してもらえるのは快感です。「頑張ったね」「素晴らしい」と評価してもらえるだけではなく、「資格」という一生ものの財産を手に入れるのがポイントです。資格はいくら持っていても荷物になることはありません。すぐには役に立たなくても、いつか役に立つ時が来るかもしれません。
子どもを育てる前に、自分を育てるのです。将来の自分の子どもは、いつか母親が持っている資格を知る事になるでしょう。その時になって、やはりないよりもあった方が誇らしいのではないでしょうか。
得意技を磨く
あなたが特技といえるものは何でしょうか。新たな特技を作ったり、特技に磨きをかけるのも、子どもがいない今のうちにできる特権です。
他の人が子育てに勤しんでいる時間に、自分自身の得意技を磨くことは、損なことではありません。将来自分の子どもに見せることを想像してみてください。子どもが「お母さんすごい！」と思ってくれたら嬉しいですね。
でももちろん子どもに見せるためだけではありません。
得意技を磨くことで、人間関係にもプラスの変化が起こります。人からの評価が変わります。評価が変われば、信頼も変わります。人間関係はこれから先の人生でずっと続いていく課題です。今できることをして、世の中を少しでも生きやすくしましょう。
特技が増えることは、資格や資産を増やすのと同じで、自分の財産を増やすことです。特技なんて街中探してもお店で売っていませんし、お金を払っても買えるものではありません。自分で努力することで初めて自分のものになるのです。
オンラインでも習い事ができる世の中です。目標を決めて頑張ってみましょう。何かができるようになると、気持ちが明るくなります。
親孝行、友達孝行をする
人に感謝されることをしてみましょう。不妊メンタルで友達と疎遠となっている人も多いと思いますが、できる範囲でいいのです。人に与えたものは、回りまわって必ず自分にも返ってきます。
ほんの少しの行動で、人を喜ばせることはできます。人が喜んでくれると、その瞬間自分の心も明るくなります。不思議なことに劣等感がやわらぎます。
心の余裕がないときは他人に気を使っていられませんが、少しでも余裕が生まれたら、意識して親孝行、友達孝行をしてみることをおすすめします。そして、行動できた自分を思いきり褒めてください。
経験値を増やす
「行ったことがある場所」「やったことがあること」「見たことがあるもの」を増やしましょう。
経験の数だけ人は成長できます。成長できると、達成感を感じます。達成感を感じると、気持ちが明るくなります。気持ちが明るくなると、安心感を感じます。安心感は、生きるパワーにつながります。
簡単なことでも効果がありますので、意識してみるといいと思います。
ほかにも経験値を増やすメリットとして、経験が増えると話のネタが多くなり、人間関係にもいい影響を及ぼすということが言えます。経験した分だけ、視点を増やすことができるからです。
今あなたは赤ちゃんをなかなか授からない経験をして、それがいかに辛いか、大変かが分かるようになりましたよね。同じように、何事も経験することで人の気持ちが分かるようになり、それは人間関係づくりにおいてプラスになります。
どんな経験も、自分の経験値となります。生きているだけで、人は毎日いろんなことを経験しますので、言ってしまえば生きてるだけでも経験値は増えるのです。立ち止まっているように見えて、立ち止まってなんかないのです。だから何もやる気が出なくても、自分を責めないでください。最近、自分ができた経験を数えてみてください。きっと、思ったより多いはずです。
まとめ
不妊で膨らんだ劣等感を解消するために、４つの方法をおすすめしました。
- 資格をとる
- 得意技を磨く
- 親孝行、友達孝行をする
- 経験値を増やす
「子どもがいないから」・「妊娠できないから」といって、人より劣っているなんてことは決してありません。
それでもどうしても劣等感に押しつぶされそうな人は、この４つのいずれかを意識してみてください。子どもがいない今だからこそできることがたくさんあります。できることから行動して、自信を取り戻しましょう。
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