不妊の悩みはデリケート。誰にでも相談できるわけではありません。私の拠り所になったのはブログでした。気持ちを分かってくれるのは、同じように不妊で辛い思いをしている人たちです。あなたは孤独ではありません。
不妊の悩みはデリケート
あなたは不妊の悩みを誰かに相談していますか?プライドや恥じらいがあって最初は抵抗がありますが、親や親友に不妊治療をしていることを伝えておくことは、私にとってはプラスでした。知らず知らずのうちに傷つけられることをある程度は防げます。
でも詳細な状況や辛さまではあまり話しません。経験したことのある人でないと、なかなか状況や感情を理解してもらえないからです。的外れなアドバイスなどもらいたくないし、よく分かってもないのに人に言いふらされるのも嫌です。
経験したことがある人でも、まったく同じ状況を体験したわけではないので、理解してほしいことを理解してもらえないということは多々あります。逆にモヤモヤすることもあるでしょう。
自分と同じように妊活中だったり不妊治療中の人であれば、きっと一番話が盛り上がるし癒されるのですが、おすすめしません。なぜかと言うと、どちらかが先に妊娠した時にお互い気まずくなるからです。拠り所だった人、心から応援していた人にまで嫉妬してしまう状況は、それまで以上に辛いものがあります。
だから、詳細な状況や悩みを話しても大丈夫な相手というのは限られています。あなたに、相談できる相手が身近にいるのなら、とてもラッキーです。あなたの人徳です。大事にしてくださいね。
リア友はいらない、心の友はネットの中にいる
そこでおすすめなのが、知らない人のブログを読むことです。Amebaブログには、べビ待ち・不妊治療のカテゴリーがあり、たくさんの人が自分の体験や思いを公開しています。身バレしないからこそ、赤裸々に語れるのがメリットです。もちろん自分より大変な状況の人もいますし、自分より治療歴が浅い人もいます。年齢も様々です。
ブログを読むことで、心が元気になります。孤独から抜け出すことができます。日本中で何千何万の人が不妊で悩んでいるのです。また、治療における知識を得ることができます。病院によって細かい方法は様々なのですが、どんな方法があるのか知っておくことは大事です。結構参考になりますよ。
自分が発信することも癒しになる
読むだけでなく、自分の経験や思いを書き綴ることも効果的です。やはり自分の心に溜めてばかりいるのはストレスです。実際の知り合いには話せないことを、ブログでは吐き出すことができます。
また、書くことで感情を整理できますし、目標に向かって歩む自分の記録にもなります。顔も名前も知らない遠くの誰かから読んでもらうことは、励みになります。自分の記録が誰かの共感を呼び、参考や癒しになると思うと、やりがいも生まれます。
そして、有り難いことに温かいコメントをくれる方もいるのです。時にはわざわざ傷つくようなことをコメントする人もいますが、それは僅かです。どうせ知らない誰かなので、気にしないようにしてください。自分が人の記事に応援メッセージを書けば、心温まる返信がもらえたりします。
また、人の記事についたコメントを読むだけでもほっこりします。この世界も捨てたもんじゃないなと思います。自分の辛さを本当に理解してくれる人たちとの交流は、癒しになります。
まとめ
不妊の悩みはデリケートなので、誰にでも話せるわけではありません。理解してもらうのは正直難しいところがあります。
自分の周りでは少数派である場合、感情を押し込めればどんどん孤独になり落ち込むばかりです。例えば誰かが妊娠したという話を聞いてショックを受けること、赤ちゃんを抱いている人を見て嫉妬をすること。それは、赤ちゃんが欲しくてもできないという経験をした人にしか分からない気持ちです。
顔も名前も知らない同志との交流はきっとあなたを助けてくれます。いろんな人生があることを教えてくれます。自分の頑張りを認めてくれる人たちがいます。そして、あなたの言葉によって、同じように悩む誰かを助けることができるのはとても素晴らしく嬉しいことです。
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